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 夏休みの宿題で読書感想文がある学校も少なくないと思います。また、受験生は、入学、推薦入学の試験などで小論文を書く機会が出てくるでしょう。この時期から、少しずつ練習をして、文章を書くことに慣れておきたいですよね。
  今回は、作文と小論文の書き方について紹介します。作文と小論文の違いをしっかりと把握してください。特に苦手だなと感じている人は、練習のコツなども紹介しますので、実践してみてくださいね。

作文と小論文の違いを知っておこう

 

作文と小論文は、ここが違う

 作文も小論文も、自分が考えたことや感じたこと、過去の経験などを文章にしてまとめるという点では同じです。
  作文の場合、制限枚数(字数)は各学校やコンクールによって違いますが、学校で宿題として出されるならば、原稿用紙2〜5枚(800〜2000字)を課されることが多いのではないでしょうか。今年で63回を数える読売新聞社主催の「全国小・中学校作文コンクール」(応募期間は5月31日〜9月20日)では枚数制限はありませんが、制限を設けているコンクールも多数あります。
  制限がある場合は、規定枚数(文字数)の9割程度まで書くことをおすすめします。文字数が審査の対象になることも多いからです。作文では、テーマに沿って自分が思ったこと、経験したことを書いていきます。読書感想文では、本を読んで感じたこと、自分の経験と照らし合わせて思ったことなどを書きます。規定枚数の9割というと多く感じるかもしれません。しかし、自分の思いを指定された文字数に合わせて工夫して表現することは、文章力を鍛えるよい訓練になります。
  小論文の場合は、出題形式によって文字数が異なります。600字程度を課されることもあれば、問1と問2に分けて、それぞれ100字、200字とすることもあります。与えられた資料(評論などの文章、地図やグラフなどのデータ)を読み取り、自分の考えを簡潔にまとめることが求められます。
  大学入試では、推薦入試やAO入試などで小論文が課せられます。国公立大学では90〜120分の制限時間内に800〜1200字程度、私立大学では60〜90分の制限時間内に400〜800字程度の文章を書くように規定されます。

 

作文の書き方を見直そう

 作文が苦手だという人は、いきなり真っ白な原稿用紙と向かい合っていませんか? まずは、書き出す前の準備をしっかりしておくことが大切です。
@テーマを確認する…「夏休みの思い出」、「工場見学で感じたこと」、「体育祭でがんばったこと」など、どのようなテーマが与え
られているか確認します。
A材料を集める…テーマに沿って、どのような物事を見聞きしたのか、体験したことなどを書き出してみましょう。
B材料について考える…集めた材料に対して、さらに具体的に思い出していきます。「いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのよ
うに」に当てはまることを書き出していきます。また、その前後に起こった出来事などもつなげてみましょう。さらに、その時どう
感じたのか、自分の気持ちが書き出せるといいですね。
C構成を考える…集めた材料のうち作文に書くものを選び出します。それを、どの順番で書くか考えます。「はじめ・なか・おわり」
もしくは「起・承・転・結」の順番で組み立てます。

 
★はじめ・なか・おわり(一般的な作文の構成)
●はじめ…書き出し。これから書くこと、自分の意見など。
●なか…具体的な経験、その時の気持ち、「はじめ」で書いた自分の意見の根拠など。
●おわり…「なか」を受けたまとめの部分。補足で調べたことを書いたり、もう一度自分の意見を述べたりする。
★起・承・転・結(読書感想文や長めの作文などに適しています)
●起…書き出し。感想文なら印象に残った部分と、それに対する自分の考えなどを簡潔にまとめる。
●承…テーマに対する自分なりの解釈や要約をまとめる。感想文なら、その本の大まかな内容を紹介する。
●転…「承」で書いたことに対して、自分の意見を書き、その理由も付け加える。
●結…「起」で書いた意見をふり返り、「承」や「転」で考えたことをふまえて、もう一度自分の意見を書く。
 
D作文を書く…正しい原稿用紙の使い方で、しっかりと濃い字で書きましょう。原稿用紙の使い方については、後ほど紹介します。
E作文を見直す…漢字のまちがいはないか、文章はおかしくないかなどを見直し(推敲)します。
  以上の@〜Eの手順を守って取り組んでください。
 

原稿用紙の使い方を身につけよう

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 原稿用紙の使い方がまちがっていては、せっかくのいい内容も台なしになってしまいます。小論文を書く際にも応用できますので、これを機会に見直しておきましょう。


タイトルの書き出しは2〜3マス空けて始めます。
名前の下を一マス空けます。「姓」と「名」の間を一マス空けます。
段落の書き始めは一マス空けます。
「ゃ・ゅ・ょ・っ」などの小さな文字も一マスに書きます。
段落の書き始めは一マス空けますが、かぎかっこは基本一マス目に書きます。
句読点は一マスに書きますが、行の最初、一マス目には書くことができません。句読点が最後にきて下にマス目がない時は、
  同じマス目もしくは欄外に書きます。
会話文の終わりの句点は、かぎかっこと一緒に書きます。

 また、改行についても注意しましょう。長い作文の場合、行を変えずに書き続けると読みにくくなってしまいます。場面が切り替わった時、別の意見を書く時など、改行するように心がけてください。

 

小論文の出題パターン

 高校の推薦入試または大学入試で出題される小論文には、いくつかのパターンがあります。

@課題論述型…与えられたテーマについて、自分の意見を述べる。大学入試では医学部などにおいて「自然と人間」、「がん告知の是
 非」などの難しいテーマが出題されることも。志望する大学や学部によって傾向があるので、過去に出題されたテーマを調べておき
 ましょう。
A文章読解型…課題文を要約して、自分の意見や感想を述べます。論文やエッセイなどから出題されることが多く、大学受験では文
 学部、社会学部、外国語系学部でよく出題されます。
B資料分析型…地球温暖化や学力低下、貿易収支などを示す表やグラフなどを分析して、考察と結論を書きます。グラフを読み取ると
 いう出題方法は、社会科や理科の試験とも似ています。大学受験では、理系学部や経済学部などでよく出題されるパターンです。

 過去にどういった問題が出題されたかを知っておくことが大切です。時事問題に関するテーマが出題されることもありますので、新聞やテレビのニュースなどから情報収集する習慣も身につけておきましょう。
  特に、大学の入試で小論文が課せられている人は、時事問題を勉強する際には表やグラフにもよく目を通しておくようにしたいですね。たとえば、ニュース番組で解説委員がコメントをする際に、よくグラフや資料などを用いて話しています。また、日本の経済問題についての統計資料などは経済産業省、雇用問題や高齢化対策のデータなら厚生労働省が、それぞれのホームページでまとめています。これらの資料を自分なりに分析しておくことで、資料を読み解く力はかなり身につけることができるでしょう。省庁のホームページの中には、学生向けにわかりやすく解説をしているページもありますので、そちらを参考に考察を進めていってもいいですね。また、高校受験で小論文があるという中学生の皆さんは、教科書の現代社会の部分を、もう一度しっかりと読み返しておきましょう。

 

小論文の書き方

 小論文は作文と違い、論理的な思考力が問われます。テーマに沿って筋道を立て、結論を出さなければなりません。
  採点者に自分の考えをわかりやすく伝えるためには、論理的に文章を組み立てる必要があります。一般的には「序(序論)・破(本論)・急(結論)」という三段論法を用いて、文章を組み立てます。

 
★序・破・急
●序(序論)…問題提起。与えられたテーマや資料について、自分なりの問題点をあげる。
●破(本論)…「序」であげた自分の意見に対する理由を述べる。資料を分析して根拠を提示したり、自分の経験から
 根拠を導き出したりする。
●急(結論)…「序」で提示した問題点の解決策などをあげてまとめる。
 
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 小論文で減点されないために、次のことに注意しましょう。
@原稿用紙の使い方をしっかり守る。
A「だ・である」体を用いる。「です・ます」体を用いたり、「です・ます」体と「だ・である」体を混用
したりしない。
B一人称には「私」を用いる。「僕」や「自分」などは使用しない。
C口語体や「ら」抜き言葉 (×食べれる → ○食べられる)を使用しない。

 

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