学校、受験、入試対策、社会歴史から一般教養まで幅広く発信しています。

目標を決めたら! 始めよう!タイムスはいつでも君の味方です!

メールフォームでも受付中

関塾TIMES

今月のタイムス

関塾タイムス特集記事

大学の学長、塾先生の勉学時代

関塾タイムス・イラストギャラリー

タイムス編集部だより

関塾

KANJUKUTIMES

tel06-6241-5050

〒541-0056
大阪市中央区久太郎町3-4-30
船場グランドビル六階

関塾

>>バックナンバーはこちら

 学校教育において語られる「学力」は、皆さんにとっても身近なキーワードですね。テストの点数をアップしたい、志望校に合格したい、そのために学力を向上させたい。では、そもそも学力とは何なのでしょう? 将来役に立つ力なのでしょうか? 皆さんが志望する学校は、入試でどのような学力を試しているのでしょうか? 8校の中学校、高等学校に受験生に求める学力は何かを伺いましたので、こちらもぜひ参考にしてください!

テストの結果だけが学力?

 

学力って何?

 学習によって身についた知的能力、人間の基礎となる知識や技能を「学力」といいます。人は身につけた学力を駆使して様々な経験をし、その経験を通してさらに新しい知識や技能を手に入れるのです。
  学校教育においては、授業などで身についた力のことを指し、それはほとんどの場合において筆記試験によって評価されています。テストの点数=学力と思っている人も多いのではないでしょうか。実際、学校のテストや、塾などで実施される実力テストの成績を参考に志望校を選択することは、世間でもごく自然なことと捉えられています。
  では、日本の子どもたちの学力は、世界と比べてどの程度なのでしょうか。経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査(PISA)の2009年調査に、世界65の国と地域から約47万人の生徒(15歳・高校1年生)が参加しました(2012年実施の調査結果は2013年末頃に発表予定)。この調査の結果、日本は「読解力」では全参加国中第8位、「数学的リテラシー」では第9位、「科学的リテラシー」では第5位と、いずれも上位もしくは高得点グループでした。2006年に実施された時より、いずれの分野でも平均点がアップしていることも注目されました。特に読解力においては、2006年に平均498点であったのが、2009年では520点まで大幅にアップしています。また、国際教育到達度評価学会(IEA)が小中学生を対象に実施する国際数学・理科教育調査(TIMSS)の2012年調査でも、小学4年生算数は第5位、理科第4位、中学2年生数学は第5位、理科4位と、前回の2007年調査より順位が落ちた分野もあるものの、いずれも上位という結果を残しています。こうした結果をふまえて、日本の児童・生徒の学力低下に歯止めがかかったという意見も出てきているようです。

 

PISA2009年調査結果(OECD)

順位 読解力 得点 数学的リテラシー 得点 科学的リテラシー 得点
1 上海 556 上海 600 上海 575
2 韓国 539 シンガポール 562 フィンランド 554
3 フィンランド 536 香港 555 香港 549
4 香港 533 韓国 546 シンガポール 542
5 シンガポール 526 台湾 543 日本 539
6 カナダ 524 フィンランド 541 韓国 538
7 ニュージーランド 521 リヒテンシュタイン 536 ニュージーランド 532
8 日本 520 スイス 534 カナダ 529
9 オーストラリア 515 日本 529 エストニア 528
10 オランダ 508 カナダ 527 オーストラリア 527
 

テストの結果では見えない学力

 学力をテストの点数で見た時、日本の子どもたちは高い力を身につけていることがわかります。一方で、文部科学省は、知識や技能を含めた「確かな学力」がこれから先は必要であると提唱しています。「確かな学力」の中には、学ぶ意欲、自分で課題を見つける力、主体的に判断する力などが含まれます。これに「豊かな人間性」と「健康・体力」の要素を合わせて「生きる力」を育むというのが、*新しい学習指導要領の理念となっています。ですが、「確かな学力」に含まれる意欲や自主性などは、テストの点数のように目に見える形で成長をはかることができません。
*新学習指導要領は、小学校2011年4月〜、中学校2012年4月〜、高等学校2013年度入学生から(数学及び理科は2012年度入学生から)実施。

 

 中学や高校の入試でも、基礎的な知識をもとに、それを応用する力や考える力、考えたことを明確に伝える力が問われるようになってきました。特に、問題解決力(問題点を見つけ出し、それを解決する方法を導き出し、かつ適切な言葉で解答する力)を問われるような問題が入試に登場するようになっています。

 
★出題パターンの例
@地図記号の入った地図と、特定の地点での人通りや交通量などのグラフを資料として提示し、A地点とB地点どちらに店を出すほうがいいかアドバイスを求める問題。地図記号に関する基礎知識の他に、グラフを読み解く力、相手を説得するための論理的な思考力と表現力が問われる。
A地図、電車やバスの時刻表、料金などを資料として提示し、駅から目的地へ行く方法を説明させる問題。道順や時間、交通機関の乗車賃などを正確に伝え、複数ある道順からもっともよい方法はどれか考察する。
Bホームページに掲載されている情報を利用して文章にまとめる際に、気をつけなければならないことは何かを答える問題。インターネットに関する知識、著作権問題に関する知識などが求められる。
 
 このように、理科や社会科の知識に加え、論理的思考力、文章表現力などが複合的に問われるパターンが出てきています。Bに関しては、日常生活の中でどれだけ社会の出来事に関心を向けられているかも重要なポイントになっています。こういった点を考えると、先ほど述べた「確かな学力」の中に含まれる、学ぶ意欲、自分で課題を見つける力、主体的に判断する力などは、実は受験にも大きく関わってくるということがわかります。
 

自分を豊かにする学力

 学ぶ意欲、自分で課題を見つける力、主体的に判断する力などの「確かな学力」を身につけることは、学校以外の場でも可能です。山や海、博物館や美術館などに出かけて行き、直接体験することで生まれる「なぜだろう?」を追求することも、学力アップにつながります。生じた疑問について自主的に調べて解決する作業は、大学生や社会人になっても必要なことです。また、本や新聞を読んだり、ニュースを見たりして感じたこと、考えたことなどを、家族や友達と話し合うことも、広い視野を養うためには有効な方法でしょう。

 

受験に必要な学力って何だろう?

 

求められる力は様々

 学校のテストや模試の成績を材料に、志望校合格の判断をすることは基本ですが、それよりも大切なのは入試で求められる力を事前にリサーチすることです。自分の志望校が、受験生にどのような知識や力を求めているのかを、しっかりと把握しておきましょう。当然ながら学校によって入試の出題傾向は異なります。出題傾向を知るためにも、できることなら数年分の過去問題集を手に入れて、繰り返し解きましょう。これまで挑戦したことのない問題でも、学んだ知識を組み合わせたり、応用したりすることで解ける問題も多いはずです。初めは手間取る問題でも、慣れてくれば解く時間を短縮することができます。最終的には、入試本番と同じ時間ですべての問題をクリアできるまでにしておきたいですね。

 

志望校が求める学力をリサーチしよう

 過去問題を繰り返し解くことと同時に、志望校が開催するイベントのチェックもしましょう。各校では、春から入試直前にかけて、オープンスクールや模擬授業など様々なイベントを開催します。その中でも、秋以降に多く開催される学校説明会や入試説明会、プレテストなどは、その学校が求める学力とは何かをリサーチするいい機会になるのです。説明会では、実際に入試問題を作成する先生方から、この単元を重点的に復習してほしいなどのヒントがいただける場合があります。また、プレテストでは、入試に準じたテストの内容と形式で出題され、時間も本番通りで実施されます。テストの後に個人成績表や問題の解説などを送付してくれる学校もありますので、志望校がプレテストを実施しているならば、ぜひ参加しましょう。
  また、今回は、各地の中学校、高校8校に話を伺いました。各校を志望している皆さんはもちろん、まだ志望校を決めかねている皆さんも参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Page Top