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 ことわざ(諺)や四字熟語に苦手意識を持っている人も多いと思います。ふだんあまり使わない言葉であったり、漢字が難しかったりと、なかなかなじめないかもしれません。
  そこで、この特集では、ことわざ・四字熟語の覚え方のコツを紹介します。同じ意味をもつもの、反対の意味をもつものを整理して覚えてみたり、故事成語(昔の中国であった出来事から生まれた言葉)のストーリーから親しんでみたり、工夫したりして覚えてみましょう。

ことわざと四字熟語の違い

 学校のテストや中学、高校入試にも頻出する、ことわざや四字熟語。「四字熟語は漢字四文字から成る熟語で、ことわざはそれ以外の短い言葉」ですが、どちらも昔から伝えられてきた教訓や生活の知恵を表すものです。
  ことわざの起源は定かではありません。日本には平安時代前期の書物に『世俗諺文』という辞典があり、そこに良薬は口に苦し(苦い薬は病気によく効くことから、つらく嫌な思いをする意見や忠告は、後になって自分の役に立つという意味)など、現在でも知られていることわざが載っています。ことわざには、昔から話し言葉の中で使われてきたものが多いので、口に出して覚えるといいかもしれませんね。
  四字熟語については、その定義がしばしば議論されています。また、四字熟語を介して、ことわざや慣用句に発展していったものもあり、四字熟語を「昔から使われてきたことわざの一つ」として紹介している本もあります。学校で学ぶ四字熟語は、手前味噌(自分で自分を褒めること)など日本発祥のもの、臥薪嘗胆(成功のために苦労に耐えること)など中国の古典などから生まれたもの、四苦八苦(非常に苦労すること)など仏教に関わる言葉から生まれたものが主です。難しい漢字が使われていることも多く、何度も繰り返し書いて覚えることをおすすめします。

 

ことわざを覚えよう

 各地域で語り継がれてきたことわざには、同じ意味や似た意味をもつもの、反対の意味をもつものがあります。猫に小判(価値のわからない人に高価なものをあげても、むだになるという意味)と同じ意味をもつことわざは豚に真珠、似た意味をもつことわざは馬の耳に念仏(馬に念仏のありがたさはわからないことから、忠告や意見をしてもむだになるという意味)です。骨折り損のくたびれもうけ(苦労をしても利益がなく、くたびれるだけでかえって損をした気分になること)の反対の意味をもつことわざに、ぬれ手で粟(ぬれた手で粟をつかむとたくさんついてくることから、努力をしないで多くの利益をつかむこと)があります。このように、同じ意味や反対の意味をもつことわざを集めながら覚えると、効率がいいかもしれませんね。コックが多いとお粥がダメになる(指図する人が多いと計画がまとまらず、とんでもない方向に行くこと)というドイツのことわざは、日本では船頭多くして船山に上ると言います。海外のことわざと同じ意味をもつ日本のことわざもたくさんありますので、探してみると面白いですよ!

 

 

 

 

「心」のつくことわざ

魚心あれば水心…こちらが相手に対して親しい気持ちを持っていれば、相手もまたこちらに持ってくれるようになることのたとえ。

親の心子知らず…子どもは親の深い愛情がわからないので、親の言うことをきかず、勝手なふるまいをするという意味。
反対の意味をもつことわざに、「子の心親知らず(子をいつまでも幼いと考える親は、成長した子の心がわからない)」があります。

心やすいは不和のもと…あまりに親しすぎると互いに遠慮がなくなり、かえって仲たがいのもとになってしまうこと。
気心が知れていて親しい間柄を「心やすい」といいます。同じ意味をもつことわざに「親しき仲に礼儀あり(親しい間柄でも、礼儀を守らなければ仲たがいの原因になってしまうといういましめ)」や「親しき仲に垣をせよ(親しいからといってなれなれしくせずに、一定の距離をおいて付き合いなさいという教訓)」があります。

初心忘るべからず…物事を始めた時の真剣な気持ちを忘れてはいけないという教訓。

目は心の鏡…心が美しい人は目も輝いていることから、目を見るとその人の心の中がわかるということ。
 

四字熟語を覚えよう

 現在、数多くの四字熟語が伝わっています。覚えるのは大変かもしれません。コツとしては、ことわざのところでも触れたように、似た意味をもつもの、反対の意味をもつものをまとめて覚える方法がおすすめです。漢字に注目してみるのも効果的。例えば数字の「一」に注目してみると、一喜一憂(状況のちょっとした変化に喜んだり悲しんだりすること。周りの状況にふりまわされること)や一朝一夕(わずかな時間、非常に短い時間のたとえ)などのように、同じ数字を二回用いる四字熟語がたくさんあることに気づきます。「一」以外の数字を用いた四字熟語であれば、十人十色(考え方や好みは、人によって異なること)や千変万化(物事が様々に変化すること。状況が定まらないこと)なども見つかります。また、自給自足(自分が必要とするものを自分で作ること)や多事多難(次々と事件が起こり困難や災難に遭うこと)のように同じ漢字を使うもの、馬耳東風(人の意見や忠告を聞き流すこと)や竜頭蛇尾(初めは勢いがいいが、尻すぼみになる様子)のように生き物を表す漢字を使うものなど、工夫してまとめながら覚えてみましょう。

 

 

 

漢字に注意したい四字熟語

異口同音…大勢が口をそろえて同じことを言うこと、皆の意見が合うことをいいます。異「句」同音と書かないようにしましょう。

温故知新…昔のことを調べたり、以前に学んだことを復習したりして、新しい知識や考え方を身につけること。
「温故」は昔のことをたずね求めるという意味。温「古」知新ではないので注意しましょう。

危機一髪…危険が迫っている様子、危険なことになる直前の状態。一本の髪の毛ほどのわずかな違いで危険なことになるという意味です。危機一「発」ではありません。

興味津々…大変感心があり、興味がどんどんわき上がってくる様子。津々とは絶えずあふれ出る様を表します。
興味「深々」と書かないようにしましょう。

絶体絶命…困難や危険からどうしても逃げられないこと、追い詰められた状態のこと。体も命も絶えてなくなってしまうほど危険な状態を意味していますので、絶「対」絶命はまちがいです。

単刀直入…前置きせずに、いきなり本題に入って要点をつくこと。一人で刀を持って敵の中に斬り込んでいく様子からできた言葉です。「短」刀直入ではありません。
 

 

 

難読四字熟語を攻略しよう

一言居士…何かにつけて、自分の意見を言わなければ気の済まない人のこと。「居士」は出家しないで修行する人を指し、死んだ後につける戒名にも使われています。

傍目八目…本人よりも、横から見ている人のほうが、物事がよくわかり、冷静に正しく判断できるという意味。
囲碁を打っている本人よりも、横で見ている人のほうが八目先の手までわかることからきています。

艱難辛苦…非常に困難な状況やつらい場面に出会い、悩み苦しむこと。「艱難」は苦しみ悩む意味です。

深謀遠慮…深く考えを巡らして、遠い先のことまで見通して周到に計画を立てること。ここでの「遠慮」は、遠い先のことまで考えを巡らすという意味です。

森羅万象…この世、つまり広大な宇宙の中にある数限りないものすべてのものや出来事。「森羅」は木がどこまでもたくさん並んでいること、「万象」は形あるすべてのことを表します。

魑魅魍魎…山や川にすんでいる様々な化け物や妖怪のこと。「魑魅」は山の妖怪、「魍魎」は川の妖怪のことです。

粉骨砕身…力の限り努力する様子。骨を粉にして、身を砕くほど働くということ。
 

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