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男女別学のメリットって?

 教育現場において、児童、生徒、学生が、男女別々の場所で学ぶことを男女別学といいます。反対に、男女が同じ場所で学ぶことを男女共学と呼びます。
  共学のメリットは、男女が共に学校生活を送る点にあると言えます。青春時代に、異性との成長の違い、考え方の違いを経験できることは貴重なことでしょう。では、男女別学のメリットとは何でしょうか。最近よく言われているのが、男女それぞれの特性に合わせた学習方法が実施できるので、優秀な学力を身につける生徒が多いという点です。実際、難関大学に合格した生徒数を出身校別に見てみると、上位には男女別学校が名を連ねているといったことも、よく取り上げられています。
  このことから欧米では男女別学を見直す傾向があるようです。アメリカの公立小中学校では、男女別学クラスが増えています。2002年にできた新しい法律が公立校での男女別学を認めたためで、1995年には全米で3校だった男女別学クラスは、現在では500校以上にまでなっているそうです。

 

男女では脳の使い方が違う?

 近年、脳科学の分野での研究が進み、男女では脳の性質が違うことがわかってきました。たとえば、女子は言語能力が高く、男子は空間認知能力が高いなど、それぞれ得意な傾向があるようです。他にも、行動や感情、好みなどは、それまでの個々の生活で築かれる他に、脳の神経回路やホルモンの働きも影響しているというのです。先にあげたアメリカの男女別学クラスでは、そうした特徴をふまえたカリキュラムが組まれています。
  今回、4名の男女別学校の先生に学校の魅力を伺いました。男女それぞれの能力を最大限に伸ばし、将来社会で活躍するために必要なことを育むカリキュラムとはどういうものか、ぜひ知っておいてください。2学期が始まり、志望校を確定する時期になりました。男女別学、共学それぞれにメリットがあることを理解し、志望校を選ぶ際には自分に合ったスタイルを選びましょう。学校や塾の先生、保護者の方ともよく相談してくださいね!

 

 

男子にはモチベーションが必要

 今年で創立50周年となる本校の校風は、自由でのびのびとしています。また、生徒と教員の距離が近く、一人ひとりへのきめ細やかな指導を評価いただいています。
  本校では、今年度より中高一貫の*明法GE(グローバル・エンデバーズ)がスタートしました。通常の授業に加え4時間連続の「GE講座」を設け、ロボットのプログラミングやディベートのトレーニングをします。受講する生徒たちは、グローバル社会で必要となる論理的な思考力の他、試行錯誤を通じて問題を解決する力、外部コンテストへの挑戦を通じて評価に耐える力を身につけます。そうして身につけた力は、男子にとって特に必要なモチベーションを高め、そのことによってさらに教科学習の効果を高めます。また、このような実践的な講座においては、大学進学後に必要となる学力の土台も無理なく養われますので、4年後の卒業時に社会が求める人材となるための道筋もつけることができるのです。近年“草食系男子”などという言葉が流行っていますが、今後ますます進展するグローバル社会を生き抜いていける人間こそ

必要ではないでしょうか。
  また、国際教育プログラムの一環であるグローバル・スタディーズ・プログラム(GSP)には、高校1年次に希望者制のターム留学(3か月間のオーストラリア留学)制度があります。この制度の1期生たちは、留学を通じて将来の目標を見つけ、帰国後は英語の成績が特に急上昇。留学前に60程だった英語の偏差値が、留学後には80以上までアップ、難関私立大学に現役合格を果たした生徒もいました。目標が定まるとモチベーションが一気に上がり実力もアップする男子の特性が現実になった典型的な例ですね。男子校であるからこそ男子をやる気にさせるしかけに力を注いでいます。

 

ターム留学は本物の英語に触れる機会。

 

新しい自分の良さに気づく

 行事についても男子校ならではの活気がありますよ。特に本校の体育祭は、生徒が主体となって企画・運営をします。実行委員を中心に「クラスのために」「体育祭を盛り上げるために」生徒一人ひとりが自主的に取り組むので、自然と団結心が生まれます。また、実行委員も

中学1年から高校3年生までで構成されるので、中学生は高校生の高い自律性を学ぶことができますし、学年を超えた協力も良い経験になるでしょう。男子校ゆえに激しい競技が多い体育祭ですが、ルールを守り仲間や対戦相手をリスペクトするさわやかな雰囲気に包まれています。男女別学校では、異性の目を気にせず、のびのびと生活できます。自分を素直に出すことで、新しい自分の良さに気づくことがます。男子が本来持っている素晴らしい能力を見つけ、伸ばしていきたいですね。
(入試広報担当・早川先生)

 

力と力がぶつかり合う競技も多い体育祭。

 

募集定員は36名。

 

 

特別な教育課程「女性キャリア」

 本校は創立31年を迎えました。建学の精神は「和」です。生徒たちは落ち着いた学校生活を送っていて、互いに協力し合い夢の実現に向けて努力しています。
  本校では、文部科学大臣より教育課程特例校の指定を受け「女性キャリア」を創設しました。日本で唯一、女子教育のためのカリキュラムです。「女性キャリア」では、自立した一人の女性として社会で活躍できる人材を育成するため、社会とかかわる活動、職業や自己の将来にかかわる活動などに積極的に取り組みます。また、プレゼンテーションやポスターセッション、グループ討議などの多彩な言語活動を組み入れ、問題の解決や探究活動にも積極的に取り組みます。知性と気品を兼ね備え自立した美しく
しなやかな女性、社会に貢献できる意欲と資質を身に付けた女性の育成を目指しています。

 それぞれの特性を生かした教育を展開できる点が男女別学の魅力です。女子校においては、女子生徒が学校生活の中心になって活動しなければなりません。その中で
*シェアード・リーダーシップや企画力、自己表現力などを学び身に付けることができます。共学校では男子生徒の目を気にして遠慮してしまいがちになることも、男女別学では積極的に経験することができます。女子と男子では脳の機能や精神の特性などに違いがあります。別学ではそれぞれの特性に合わせた授業展開ができるので、大きな伸びが期待できるのです。

 

建学の精神を大切にした女子教育に注力。

 

団結力と個々の成長

 春の体育祭と秋の文化祭(聖徳祭)は、生徒が中心になって運営します。体育祭では競技を通して協調性を学び、クラスの団結力を強め、人間関係の基礎を築きます。来校者も1300名を超え、会場全体が大いに盛り上がります。文化祭では想像力を働かせ「来校者に満足してもらうためにはどうしたら良いか」を考え実行します。当日に至るまでは意見の対立などもありますが、それをクリアして行事を終えるとクラスの団結力は一層強まり、各自にも成長がみられます。当日は家族や他校の友人、卒業生も来場してアットホームな盛り上がりです。
  行事で培われる団結力は、生徒一人ひとりの成長と直結しています。こんなエピソードがあります。東日本大震災当日、保護者の迎えを待つ生徒たちに家庭科室で作ったおむすびを配ろうとした時、「私たちは迎えが来れば帰れるけれど、先生たちはまだまだ長くかかるんでしょ。先生たちが先に食べて」と言ってくれました。緊急時にそんな言葉がすんなり出てくるなんて。人間としての生徒たちの大きな成長を実感し、感動しました。
(副校長・森先生)

 

 

シェアード・リーダーシップ…共有型リーダーシップ。集団の一人ひとりに権限を与えて、各分野のリーダーとしての責任を担うこと。

 

 

「福の神コース」という生き方

 1945年設立の浅香山電気工業学校を母体とし、1949年に清風と名を改めました。本校では、生徒一人ひとりが得意な分野や興味のある分野に力を注ぐこと、また社会に貢献することをよしとしています。近年は制服も一新、これまでの「校則が厳しい学校」のイメージもやわらいできたのではないかと思っております。
  本校では、特に情操教育に力を入れています。その中心は、仏教を基盤とした人格教育です。多くの人のお役に立つ生き方を「福の神コース」と呼び、将来にわたり、そのような生き方ができるように指導しています。「福の神コース」は生徒の心にしっかり根付いてくれているようで、困った生徒がいればクラス全体で協力して助け合う姿も見られます。また、毎年実施している「100q歩行」では団結力も養われます。昼夜を問わず、学校から高野山まで体力と気力をふりしぼって進むうちに、生徒たちの間に一体感と厚い友情が芽生えるのです。100qもの長距離を一人きりで歩き通すのは困難です。友と助け合い、多くの方のサポートがあって、はじめて完歩することができる。その喜びと、感謝の気持ちを、行事を通して生徒たちは学びます。

 

萎縮や恐れを取り払える環境

 男子生徒、特に中学生は、女子生徒と比べて精神的に幼い部分があります。同じ場に女子がいると萎縮して思うように意見が言えなかったり、失敗を恐れてチャレンジできなかったりする生徒もいるようです。男子校で学ぶことのメリットは、そうした萎縮や恐れを取り払える点にあると考えます。何事も失敗を恐れず積極的に関わっていける環境、素直に悩みを言い合える、まちがいや欠点を指摘し合える環境は、この年代においては貴重なのです。
  私をはじめ教員も皆、生徒に真っ直ぐ向き合っています。私学の医学部を志望する高校1年の生徒と面談した時のことです。「受験科目が少ないから」という理由で私学を志望する彼に、私の師が癌になった時のことを話しました。師は何人もの医師に診てもらいました。診断内容は皆同じでしたが、それぞれの医師の話し方によって希望を持てたり、絶望したりしたそうです。その印象の違いは、医師個人の人間力によるものでしょう。私は「将来、医師になったあなたに命を預ける人たちがいる。はじめから受験科目を少なくして自分の可能性を広げようとしないのは、病気の人たちのために医師を志す者の考えではないように思える。それは失礼に当たらないのか?」と問いました。彼は、しばらく考えて「そうですね」と答え、考えを改めたようでした。その後、無事医学部に進学した彼は、きっと素晴らしい医師になってくれると思います。
(校長・平岡先生)

 

学校から高野山までを歩く「100q歩行」。

団結力が養われる体育祭。

 

 
 

 

女性が活きた英語を学ぶ意味

 自由で明るく活気に溢れる本校は、今年で創立130周年を迎えます。ここで言う自由とは「自らが考え行動する力を培うこと」であり、生徒たちは学校の願いを受け日々成長してくれています。
  中学校ではコース分けをせず、基礎学力の充実を目指しています。中でも、英語は単なる進学のための学習ではなく、異文化を理解し、コミュニケーションの手段としての英語力の獲得を目指す活きた英語の力を伸ばしていきます。高等学校進学時には、普通科文系か

普通科理系、または英語科を選択、それぞれの専門分野を深めていきます。創立当初から英語を中心としたカリキュラムに力を入れてきたのは、世界中の人とつながり、互いの国の文化を理解して認め合ってほしいからです。女性の社会進出が重要視される将来、そのような役割を女性として担っていってもらいたいですね。これからは女性もどんどんリーダーシップをとっていく時代です。本校の生徒たちのように、中高校生のうちに同世代の女性の友人が活躍する姿を目の当たりにすることが、良いロールモデルとして、いつの日か役立つことでしょう。このような環境で育った人材育成こそ、これからの社会には必要だと考えています

 

AC(アクティブ・コミュニケーション)の授業風景。

 

自分らしさを発揮する

 体育大会や文化祭は、本校の名物行事です。生徒会を中心として生徒達が企画運営を行い、中高全体で行います。その他多様な学校行事があり、生徒たちはそれらを通じて自主性を発揮し、共に生きる他者への思いやりと命の大切さを学びます。
  男女別学の魅力は、異性を気にせずに、のびのびと学校生活を送れることです。素直に自己表現することで、かけがえのない6年間(または3年間)となり、生涯の友と出会えることでしょう。
  「私の弱さも汚さも認め、愛すること。他者にも同じことをすること。ありのままの自分を堂々と生きること。世界の大きな問題に対して私は微力ではあるが無力では無いこと。感謝の気持ちを忘れないこと。私は、人生を生きる上でこのような大切なことをいくつも大阪女学院で学びました」ある卒業生が、数年後に学生時代を振り返って残した言葉です。
  多感な学生時代にこそ、「社会をどう捉え、世界の多様な人達とどのように生きていくのか」という問いかけにしっかりと向き合ってほしい。男女別学校で学んだからこそ得た視点は、社会においてますます必要とされてくると思うのです。
(入試対策室 室長・丹羽先生)

 

中高生が一体となる体育大会。

礼拝の様子。

 

 

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