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百人一首って?

鎌倉時代の初めに活躍した歌人・藤原定家という人が、百人から一首ずつ和歌を選んでつくったのが小倉百人一首のもとになりました。京都の小倉山にある山荘で選んだと伝わっています。百人一首といえば、この小倉百人一首を指すと言ってもいいでしょう。
かるた取り遊びとして広まったのは、江戸時代に入ってからです。木版画の技術が発達し、華やかな平安貴族たちの姿を描いた「歌がるた」が流行しました。

 
大歌人・藤原定家

定家は現代でも「歌聖」と称されるほどの大歌人です。
平安時代から鎌倉時代へと移り変わる、激動の時代を生きた貴族でもあります。新古今和歌集と新勅撰和歌集という二つの勅撰和歌集天皇や上皇の命令で編纂された和歌集を手がけました。
百人一首は、鎌倉幕府に仕え、歌人としても有名だった宇都や宮頼より綱という人に頼まれて定家が選びました。
頼綱は、定家が選んだ歌をそれぞれ色紙に書き、襖に貼りつけて装飾にしたいと考えたそうです。
一説には、定家が選んだ和歌は98番目までで、99番目の後鳥羽院の歌と100番目の順徳院の歌は、

 

藤原定家
(1162〜1241年)

後から加えられたという話 もあります。後鳥羽院後鳥羽天皇は、優れた歌人であり、定家の才能を高く評価した人でもありましたが、1221年の承久の乱に敗れて鎌倉幕府から隠岐島に流されてしまいました。順徳院順徳天皇は、後鳥羽院の子です。もしこの説が本当なら、定家は、政治的な配慮から二人を選ばなかったのではないかとも言われています。

 

 

かるたを手に取ってみましょう

百人一首のかるたには2種類の札があります。一つは絵札といって、華麗な装束を身にまとった平安貴族たちが描かれています。
絵札には、一枚につき和歌が一首書かれています。和歌とは、ふつう五・七・五・七・七 の三十一文字でつくられています。
絵札は読み札ともいいます。100枚あります。 
もう一つは字札です。ひらがなで、和歌の下の句(最後の七・七の部分)だけが書かれています。字札は取り札ともいいます。
こちらも100枚あります。 
かるた取りは、絵札の和歌を読む人(一人)と、字札を競って取る人(二人以上)で行います。絵札の和歌を読み上げ、字札を取る遊びです。誰の歌であるかを早く予想して、他の人より先に字札を取ることが勝利のためのポイントです。素早く札を取るための瞬発力も大切ですが、和歌を覚えたり、札の位置を覚えたりする記憶力も必要です。
上の句(和歌の最初の五・七・五の部分)が読み上げられる、なるべく早い段階で字札に手を伸ばしたいですね。
後ほど、札を早く取るコツもお教えします。体と頭を使う百人一首のかるた取りに、ぜひ挑戦してみましょう!

 
歴史的な仮名遣い

百人一首の和歌は、歴史的仮名遣いで書かれています。上の持統天皇の和歌では、字札に「ころもほすてふ あまのかくやま」とありますが、読み方は「ころもほすちょう あまのかぐやま」です。
また、字札には濁点が書かれていないことにも注意しましょう。百人一首で歴史的仮名遣いに慣れておくと、古文にも親しみやすくなりまよ!

 

★遊び方
@絵札を読む役を一人決めます。
A取り札100枚をばらばらに並べ、札を取る人たちが囲んで座ります。
B絵札の和歌を一枚ずつ読んでいき ます。取る人たちは、上の句が読まれたらすぐに札を取ることができます。上の句だけでわからなければ、下の句が読まれるまで待っていなければなりません。
C100首の歌をすべて読み終わり、字札がすべて取られたら終了。最も多くの札を取った人が勝ちとなります。

★決まりごと
@字札の頭は、それぞればらばらの方向に向けて並べます。頭をそろえて並べてしまうと、取る人の中で、札に書かれた下の句が読みやすい人と、読みにくい人が出て、不公平になってしまいます。
A読む人は、初めに絵札を適当に混ぜ、読む順番をばらばらにします。
B一度に二人以上が字札をおさえた時は、一番下に手がある人の札となります。
C和歌を最後まで読んでも誰も札が取れなかった時は、下の句を繰り返して読みます。

★工夫してみましょう
@お手つき(まちがった札をおさえてしまうこと)の場合、一回休みなどのペナルティーを決めておきましょう。
A残り3枚くらいになったら、すでに読み終えた絵札から数枚だけ戻して、ランダムに読むようにすると面白いですよ。
B99枚目の札を取った人が、100枚目の札を取るというルールにすると、最後の一枚を競って取る人同士がぶつからずにすみます。安全に遊びたい場合におすすめのルールです。

 

★遊び方
@絵札を読む役を一人決めます。
A取る人たちは「源氏」と「平家」の二つのチームに分かれます。基本は同じ人数ずつに分かれますが、大人が交ざる場合や百人一首に強い人がいる場合など、状況に応じてバランスを取りましょう。
B源氏に50枚、平家に50枚の字札を配ります。二つのチームは向かい合って座り、それぞれ50枚の字札を自分のほうに向かって3段に並べます。
C読み方と取り方は、散らし取りと同じです。
D自分のチームの札が早くなくなったほうが勝ちです。

★決まりごと
@相手チームの字札も取ることができます。相手チームの札を取ったら、相手チームに自分のチームから字札を一枚あげます。
A相手チームの人がお手つきをしたら、自分のチームから字札を一枚あげます。また、自分のチームの人がお手つきをしたら、相手チームから字札を一枚もらいます。

★工夫してみましょう
@同じチームの人と話し合いながら、並べる字札の位置を決めましょう。得意な札(和歌を覚えていて、上の句だけですぐに取れる札)は、すぐ近くに置いておくといいですよ。チームの人の得意な札も聞いて、配置を決めましょう。相手チームの人の得意な札がわかっている場合は、取られにくい位置に並べるといいですね。
A一字決まりの札があれば、相手チームの人に取られにくい場所に置いておくといいでしょう。決まり字については、7ページ以降で詳しく紹介します。

 

決まり字を覚えましょう

百人一首のかるた取りで勝つためには、決まり字を覚えておくと有利です。決まり字とは、上の句の何文字目かまで読めば、下の句がわかってしまうというものです。

例えば、「村雨の 露もまだ干ぬ 槇の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」という一字決まりの歌があります。一字決まりとは、「む」で始まる和歌が、百人一首ではこれしかないという意味です。ですから、「む」の一文字だけ読まれれば「きりたちのほる あきのゆふくれ」と書かれた字札を取ることができます。また、「い」で始まる和歌は三首あります。そのうち二首が「いま」まで同じで、三文字目でどの歌かがはっきりとします。この場合、「い」で始まる三首のうちの二首は三字決まりとなります(残りの一首は二字決まり)。百人一首には、一字決まりの歌が七首、二字決まりの歌が四十二首、三字決まりの歌が三十七首、四字決まりの歌が六首、五字決まりの歌が二首、六字決まりの歌が六首あります。
※赤字が決まり字です。※決まり字をわかりやすくするため、すべて平仮名で掲載しています。歌の意味や歌人たちのことを調べて理解すれば、印象に残ってより覚えやすくなるでしょう。

 

一字決まり・七首

 

1 むらさめの つゆもまだひぬ まきのはに きりたちのぼる あきのゆふぐれ
2 すみのえの きしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ
3 めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし  よはのつきかな
4 ふくからに あきのくさきの しをるれば むべやまかぜを あらしといふらむ
5 さびしさに  やどをたちいでて ながむれば いづこもおなじ あきのゆふぐれ
6 ほととぎす なきつるかたを ながむれば ただありあけの つきぞのこれる
7 せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすゑえに あはむとぞおもふ
※頭の一文字を取って「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と覚えましょう。

 

二字決まり・四十二首

 

1 あけぬれば くるるものとは しりながら なほうらめしき あさぼらけかな
2 あしびきの やまどりのをの しだりをの ながながしよを ひとりかもねむ
3 あひみての のちのこころに くらぶれば むかしはものを おもはざりけり
4 いにしへの ならのみやこの やへざくら けふここのゑえに にほひぬるかな
5 うかりける  ひとをはつせの やまおろしよ はげしかれとは いのらぬものを
6 うらみわび ほさぬそでだに あるものを こひにくちなむ なこそをしけれ
7 おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑえきくときぞ あきはかなしき
8 おとにきく たかしのはまの あだなみは かけじやそでの ぬれもこそすれ
9 おもひわび さてもいのちは あるものを うきにたへぬは なみだなりけり
10 をぐらやま みねのもみぢば こころあらば いまひとたびの  みゆきまたなむ
11 かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを
12 かささぎの わたせるはしに おくしもの しろきをみれば よぞふけにける
13 きりぎりす なくやしもよの さむしろに ころもかたしき ひとりかもねむ
14 こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎに やくやもしほの みもこがれつつ
15 このたびは ぬさもとりあへず たむけやま もみぢのにしき  かみのまにまに
16 こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしか
17 これやこの ゆくもかへるも わかれては しるもしらぬも あふさかのせき
18 しのぶれど  いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで
19 しらつゆに かぜのふきしく あきののは つらぬきとめぬ たまぞちりける
20 たかさごの をのへのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなむ
21 たきのおとは たえてひさしく なりぬれど なこそながれて  なほきこえけれ
22 たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ
23 たちわかれ  いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ
24 たまのをよ たえなばたえね ながらへば しのぶることの よわりもぞする
25 たれをかも しるひとにせむ たかさごの まつもむかしの ともならなくに
26 ちはやぶる かみよもきかず たつたがは からくれなゐいに みづくくるとは
27 つきみれば ちぢにものこそ かなしけれ わがみひとつの あきにはあらねど
28 つくばねの みねよりおつる みなのがは こひぞつもりて ふちとなりぬる
29 なつのよは まだよひながら あけぬるを くものいづこに つきやどるらむ
30 ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづこころなく はなのちるらむ
31 みせばやな をじまのあまの そでだにも ぬれにぞぬれし いろはかはらず
32 みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑえに みだれそめにし われならなくに
33 みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり
34 ももしきや ふるきのきばの しのぶにも なほあまりある むかしなりけり
35 もろともに あはれとおもへ やまざくら はなよりほかに しるひともなし
36 やすらはで ねなましものを さよふけて かたぶくまでの つきをみしかな
37 やへむぐら しげれるやどの さびしきに ひとこそみえね あきはきにけり
38 ゆふされば かどたのいなば おとづれて あしのまろやに あきかぜぞふく
39 ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえ ゆくへもしらぬ こひのみちかな
40 よもすがら ものおもふこころは あけやらで ねやのひまさへ つれなかりけり
41 よをこめて とりのそらねは はかるとも よにあふさかの せきはゆるさじ
42 わびぬれば いまはたおなじ なにはなる みをつくしても あはむとぞおもふ

 

三字決まり・三十七首

 

1 あきかぜに たなびくくもの たえまより もれいづるつきの かげのさやけさ
2 あきのたの かりほのいほの とまをあらみ わがころもでは   つゆにぬれつつ
3 あさぢふの をののしのはら しのぶれど あまりてなどか ひとのこひしき
4 あはぢしま かよふちどりの なくこゑえに いくよれざめぬ すまのせきもり
5 あはれとも いふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな
6 あふことの たえてしなくば なかなかに ひとをもみをも うらみざらまし
7 あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ
8 あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも
9 あらざらむ このよのほかの おもひでに いまひとたびの あふこともがな
10 あらしふく みむろのやまの もみぢばは たつたのかはの にしきなりけり
11 ありあけの つれなくみえし わかれより あかつきばかり うきものはなし
12 ありまやま ゐいなのささはら かぜふけば いでそよひとを わすれやはする
13 いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあけのつきを まちいでつるかな
14 いまはただ おもひたえなむ とばかりを ひとづてならで いふよしもがな
15 おほえやま いくののみちの とほければ まだふみもみず あまのはしだて
16 おほけなく うきよのたみに おほふかな わがたつそまに すみぞめのそで
17 かぜそよぐ ならのをがはの ゆふぐれは みそぎぞなつの しるしなりける
18 かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみ くだけてものを おもふころかな
19 ながからむ こころもしらず くろかみの みだれてけさは ものをこそおもへ
20 ながらへば またこのごろや しのばれむ うしとみしよぞ いまはこひしき
21 なげきつつ ひとりぬるよの あくるまは いかにひさしき ものとかはしる
22 なげけとて つきやはものを おもはする かこちがほなる わがなみだかな
23 なにしおはば あふさかやまの さねかづら ひとにしられで  くるよしもがな
24 はなさそふ あらしのにはの ゆきならで ふりゆくものは わがみなりけり
25 はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに
26 はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ あまのかぐやま
27 はるのよの ゆめばかりなる たまくらに かひなくたたむ なこそをしけれ
28 ひとはいさ こころもしらず ふるさとは はなぞむかしの かににほひける
29 ひともをし ひともうらめし あぢきなく よをおもふゆゑえに ものおもふみは
30 みかきもり ゑえじのたくひの よるはもえ ひるはきえつつ ものをこそおもへ
31 みかのはら わきてながるる いづみがは いつみきとてか こひしかるらむ
32 やまがはに かぜのかけたる しがらみは ながれもあへぬ もみぢなりけり
33 やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめもくさも かれぬとおもへば
34 わがいほは みやこのたつみ しかぞすむ よをうぢやまと ひとはいふなり
35 わがそでは しほひにみえぬ  おきのいしの ひとこそしらね  かわくまもなし
36 わすらるる みをばおもはず ちかひてし ひとのいのちの をしくもあるかな
37 わすれじの ゆくすゑえまでは かたければ けふをかぎりの いのちともがな

 

四字決まり・六首

 

1 こころあてに をらばやをらむ はつしもの おきまどはせる しらぎくのはな
2 こころにも あらでうきよに ながらへば こひしかるべき よはのつきかな
3 ちぎりおきし させもがつゆを いのちにて あはれことしの あきもいぬめり
4 ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつ すゑえのまつやま なみこさじとは
5 なにはえの あしのかりねの ひとよゆゑえ みをつくしてや こひわたるべき
6 なにはがた みじかきあしの ふしのまも あはでこのよを すぐしてよとや

 

5字決まり・二首

 

1 よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ あまのをぶねの つなでかなしも
2 よのなかよ みちこそなけれ おもひいる やまのおくにも しかぞなくなる

 

六字決まり・六首

 

1 あさぼらけ ありあけのつきと みるまでに よしののさとに ふれるしらゆき
2 あさぼらけ うぢのかはぎり  たえだえに あらはれわたる せぜのあじろぎ
3 きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな
4 きみがため はるののにいでて わかなつむ わがころもでに ゆきはふりつつ
5 わたのはら こぎいでてみれば ひさかたの くもゐいにまがふ おきつしらなみ
6 わたのはら やそしまかけて こぎいでぬと ひとにはつげよ あまのつりぶね

 
 
 

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