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 スーパーイングリッシュコースの授業、高校3年生の「コミュニケーション英語Ⅲ」(週5時間授業)にお邪魔しました。
 まずは、2人1組になり、テーマに沿った内容を英語で伝え合うというトレーニング。行事や昨日のできごとなどについて、メモなどを見ずに話します。同じ内容について3回繰り返して話しますが、1回目は2分30秒、2回目は1分30秒、3回目は50秒というふうに、だんだんと制限時間が短くなっていきます。限られた時間の中で、要点を絞って伝える発信力が身につきますね。これは、日本語でも容易には身につかないスキルです。
 次に、3~4人のグループに分かれました。生徒たちは、それぞれが関心のある海外の話題を持ち寄って発表し合います。政治、紛争、映画、ファッションなどテーマは自由。参考にしていたのは、英字新聞のスクラップや、海外のニュースサイトからの引用など、どれも情報量が多く、正しく読み込むために高い英語力が必要です。さらに、発表では参考記事をただ読み上げるのではなく、自分の考えをまとめて英語で発言することがルール。

発信力だけでなく、英語で思考する力も身につく取り組みですね。 最後に、各グループの代表者が全員に向けて発表。流暢な英語から、中学校と高校の6年間で学んだ高いレベルのカリキュラムをうかがい知ることができました。

←発表のために持ち寄った記事のスクラップ。世界各地で起こっている事件、海外から見た日本の印象など、各自の興味・関心から、幅はば広ひろい視野を養やしなうことができます。
 
 
 
 

武庫川女子大学附属中学校・高等学校のスーパーイングリッシュコースでは、6年間を通して“生きた英語”を身につけます。全学年に配置されている外国人教員たちのもとを、生徒たちは休み時間や放課後など、気軽に訪れ交流しています。放課後には、チャットルームという外国人教員と気軽にコミュニケーションをとることのできる場も設けています。そのため外国人教員との距離も近く、授業でも活発に英語でのやり取りがされています。
 また、同校は交換留学にも積極的です。7か国12校と提携、毎年留学生がやって来て、日本の生徒たちと学校生活を共にします。
母国で日本語を学んでいる留学生たちは、滞在中はホームステイをします。学校では、習字や着物など日本の文化を体験したり、ホストファミリーになった家の生徒のクラスに入って授業を受けたりと、充実した留学生活を送っています。

そして、日本の生徒は、今度はホストとして受け入れた留学生の母国に行き、留学生活を送ります。最初はよく聴きき取れなかった英語も、生活に慣れてくると楽しくコミュニケーションできるようになるようです。他にも、ニュージーランドでの英語研修や、アメリカやオーストラリアでの夏期研修など、海外を体験する機会が用意されています。
 交換留学、ニュージーランドでの英語研修については、6ページからのインタビューで詳くわしく紹介します。体験談を通して、英語の魅力に触れてみましょう!
 
 
 

――ニュージーランドでの英語研修について教えてください。

中原先生「ニュージーランド研修は、スーパーイングリッシュコースの3年生を対象としています」
栗本さん「7月下旬から8月上旬にかけて約3週間行きました。南半球は真冬だったので、とても寒かったです」
岩﨑さん「滞在中はホームステイをしました。1家庭に1人ずつ泊まったので、コミュニケーションは自分の英語力だけが頼りでした」
栗本さん「最初は緊張のせいで、よく聞き取れませんでしたけど」
岩﨑さん「一般の家庭にお邪魔するというのは、とても緊張します。早口だし、ニュージーランド独特の訛もあったりして、耳が慣れるまで大変でした」
栗本さん「土足のまま家に上がるなど、文化の違いにも戸惑いました。貴重な水を無駄遣いしないようにシャワーの時間に制限があるなど、各家族のルールもありました。
それらを一つひとつ尋ねながら、自然に会話を交わせるようになっていきました」
中原先生「初めはぎこちなかった生徒たちも、研修を終える頃にはホストファミリーとすっかり打ち解けていました。別れの寂しさから、泣き出す生徒も少なくなかったです」

――ニュージーランドでは、どのような体験が印象に残っていますか?

栗本さん「一つに絞るのが難しいです。どれも新鮮な体験でした」
中原先生「生徒たちには、先住民族の文化に触れたり、牧場見学をしたりと、いろいろな体験をしてもらいました」
岩﨑さん「現地の学校にも行きました。現地の学生と一緒に授業を受けたり、ランチを食べたりして、とても楽しかったです」
中原先生「研修前には、ニュージーランドの文化について、大学の先生の講義を受けたり、生徒たち自身で調べて発表したりしましたが、やはり実際に体験して得たものは
何ものにも代えがたいと思います」

――2人は、今回の研修が初めての海外体験だったのですか?

岩﨑さん「私たちが初めて海外を体験したのは、中学3年生の時です。アメリカ研修に行きました」
栗本さん「その時は、思ったことをうまく英語にできなくて、悔しい思いを経験しました。現地の子と話したいことがたくさんあったのに、そのきっかけがなかなかつか
めなくて。ニュージーランド研修の時は、アメリカでの経験を活かして、最初から積極的にコミュニケーションを取るようにしました」
岩﨑さん「アメリカでの経験も大きかったですが、積極的になれたのは、武庫川女子大学附属中学校・高等学校で6年間学んできたことへの自信があったからです」
栗本さん「研修を通して知り合った海外の友達とは、その後もメールのやりとりなどをしています」

――武庫川女子大学附属中学校・高等学校で英語を学び、成長できたと思いますか?

岩﨑さん「実は、中学校に入学したばかりの頃は、英語はどちらかといえば苦手な教科でした」
栗本さん「私も、英語を学び始めたのは中学校からです。アルファベットを覚えるところからスタートしました」
岩﨑さん「そんな私が英語を好きになれたのは、学校の授業が楽しかったからです。先生から強要されるのではなく、“一緒に英語を楽しもうよ!”という雰囲気の中で楽しく学べたのがよかったです」
栗本さん「文法の学習も大事ですが、英語をたくさん聴いて、たくさん読んで、たくさん話すことが何より力になりました。ネイティブスピーカーの先生の存在も大きかったです」
中原先生「初めは、ほとんどの生徒が英語初心者。そんな彼女たちが楽しく学べるように、いろいろと工夫をするのが私たち教員の役目です。生徒たちと英語で交換日記をするのですが、初めは英文になっていない単語の
羅列だったのが、6年後にはいきいきとした英語を使いこなせるようになります」
岩﨑さん「私は英語部に所属しています。英語劇などを通して、英語の楽しさに気づいてもらえたらいいなと思って活動してきました。台本作りから自分たちでするので、やりがいがあります。将来は、英語を通して様々な分野を学びたいと思います」
栗本さん「私は放送部で、英語とは関係ないのですが、部活と勉強を両立できた充実感でいっぱいです。将来は、武庫川女子大学附属中学校・高等学校で教えてもらった“英語の楽しさ”を、今度は私が教員になって子どもたちに伝えられたらと思っています!」

――ありがとうございました!

 
 

明法GSPで世界へ!
 1964(昭和39)年の開校以来、52年間一貫して少人数教育を掲げる男子進学校である明法中学・高等学校。そんな同校が実践する明法GSP(グローバル・スタディーズ・プロラム)は、
高校生を対象にしたプログラムです。メインは、高校1年次の1月から高校2年次の4月にかけて実施しするオーストラリア留学。約3か月、生徒たちはメルボルンにある私立学校に通学します。
科目も英語をはじめ、歴史や科学、数学、デザイン技術、ビジネス、演劇など幅広く、現地の学生たちと変わらないカリキュラムをこなします。
 留学前には、高い英語力を養う「英検準備講座(2級~準1級)」、適切な英語で日本の文化を発信できるようになるための「英語で学ぶ日本文化(全8回)」、インターネットによる家庭学習プログラム「オンライン英語学習(GlobalEnglish)」の事前研修を行います。
また、留学後は、オーストラリアで得た高い英語力を維持する授業を通して、グローバルな視点を養っていきます。

英語で発信する力を養う
GSPで留学を経験した高校生たちは、卒業までより高いレベルで英語力を磨みがきます。高校2年次と3年次に履修する「21世紀」は、オールイングリッシュで行うアクティブ・ラーニング型
の授業です。授業は、アメリカの大学院を卒業したネイティブ教員によるゼミ形式で行われます。生徒たちは、授業を通してグローバル社会で活躍するための思考力や決断力、表現力などを身につけ、英語で発信できる力を養います。

さらに、英語ディベート大会(NFLJ全国大会)への参加を通して、「世界を土俵に自分を磨く」ことへの意識を高めます。GSPの生徒たちの多くは、留学を通して自分の将来のビジョンを明確にし、またグローバルな視点でのコミュニケーションスキルをしっかりと身につけています。  
 
 
 
 

実践的な英語力を養う
 79年の伝統があり、2008(平成20)年には学校法人立命館と教学提携を結んだ初芝立命館中学校・高等学校。生徒たちは皆のびのび、生き生きとしていて、勉強とクラブ活動に一生懸命取り組みながら、自分の進む道に向かって学園生活を過ごしています。
 そんな同校は国際教育に注力、留学生を積極的に受け入れています。特に、立命館コースでは、全員がGTEC(ベネッセ・コーポレーションが実施するスコア型英語テスト)を受検。学校では、目標スコアをクリアするために、過去問題に取り組んだり、リスニング力を強化したりする授業も行っています。TOEFLやTOEICに挑戦する生徒も多く、学校でも丁寧に支援しています。また、毎週水曜日の昼休みにはチャットルームがあり、ネイティブ教員や留学生たちと交流を図ることができます。さらに、近隣諸国の大学生と文化の違いを英語で発表し合ったり、立命館大学や立命館アジア太平洋大学の留学生と交流したりするプログラムもあります。生徒たちは英語を積極的に使用する機会を通して、力をつけています。

初芝立命館から世界へ
 同校では、希望者を対象に、カナダでの海外カリキュラムや、オーストラリアでのホームステイを実施しています。カナダのブリティッシュ・コロンビア大学では、現地の大学生と様々なテーマでディスカッションを行うなど、コミュニケーション力を高める取り組みをしています。それぞれ帰国後は、グループで研修旅行を振り返り、体験したことや発見したことなどを模造紙にまとめ廊下に貼り出します。情報共
有して、生徒たちの海外への興味・関心を高めています。

 留学生が身近にいる環境にあって、生徒たちは海外を身近に感じているようです。海外研修に参加した生徒の多くは、立命館アジア太平洋大学や外国語大学に進学。大学進学後も交換留学制度を利用して長期留学する卒業生も増えています。また、2014年から始まった官民協働で取り組む海外留学支援制度「トビタテ! 留学JAPAN日本代表プログラム」にも積極的に参加。
厳審査を経て昨年度は1名、今年度は2名と、2年続けて海外留学生を輩出しています。世界で活躍するきっかけを、たくさんの生徒がつかんでいる学校です。
 
 
 
 
 

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