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算数恒例の“思考力問題”

 

――芦屋学園中学校は、算数の入試問題にどのような特徴がありますか?

吹谷先生「中学入試では、主に小学校で学習したことがどれだけ身についているかを知りたいと思っています。基礎学力を見る ために、ほとんどは教科書の範囲からの出題です。
しかし、その中に必ず、教科書では見かけない問題を入れます。受験生の発想力や想像力、あるいは思考力を試すことが目的です。これを、私たち教員の間では“思考力問題”と呼んでいます。毎年1問は入れるようにしています」
 

――どんな点が“思考力問題”なのですか?

吹谷先生「“思考力問題”では、出題文をよく読み、そこから規則性を発見したり、仮説を立てて考えてみたりといった作業を求めます。これらの作業は、中学や高校の数学でも必要になってきます。
“思考力”とは言いますが、驚くほど難しかったり、引っかけ問題などいじわるな意図があったりするわけではありません。高 度な受験テクニックを身につけていなくても、しっかり考えれば解けるものばかりです。題材としては、実際の生活にそくした もの、空想上の設定ではないものを選ぶようにしています。ちょっと風変わりな展開図だったり、折り紙から考えるものだった りと、問題の内容は多種多様です」
 
 

受験生の個性や長所が分かる

 

――“思考力問題”の解答から見えてくる、受験生の力とは何でしょうか。

吹谷先生「“思考力問題”は教科書を読んで 準備できないので、その場で考えて解かなければなりません。これまで得た学力をつなぎ合わせながら、問題に積極的にアプローチしていくことが求められます。だからこそ見えてくる、一人ひとりの個性や長 所があります。
例えば、即座に法則をひらめいたとわかる解答もあれば、順序立てて計算を積み重ねていったと思われる丁寧な解答もあります。ひらめき型やコツコツ型など、いろいろな個性を持った受験生がいます。どちらも長所だと思います。正解にたどり着く道はいくつもありますから、自分なりの方法で挑戦してほしいですね」
 

――平成30年度の入試にも、もちろん“思考力問題”が出題されるのですね。

吹谷先生「はい。今年もいろいろと悩みながら、準備をしているところです。入試問題の作成に携わって30年以上。毎年、受験 生の皆さんが“思考力問題”に挑戦してくださることを、とても楽しみにしています」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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