- 特集②
天気予報でお天気キャスターが、「今日の不快指数は〇%です」と言っているのを聞いたことがありますよね。この「〇〇指数」、他にもいろいろあるのを知っていますか? 一般財団法人日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」には20種類以上の指数が掲載されています(期間限定のものを含む)。天気に関するものから、ある食べ物を食べたくなる度合いを示すものまでバラエティ豊か。これらの「指数」を活用すれば、毎日の生活がより快適になるかもしれませんよ。
「tenki.jp/」の指数情報
•全国の指数がわかります!
→各地の指数情報のページでは、10日先までの指数を確認できます。
•「指数情報」は1日12回、偶数時に発表。
tenki.jpに掲載されている指数情報は、「夏季(4~9月)」「冬季(10~3月)」「通年」の3つ。まずは、これからの季節にチェックしたい夏季の指数からみていきましょう。
蒸し暑さを表します。気温と湿度から算出します。風速は含まないため、体が “不快だ”と感じる感覚とは必ずしも一致しませんが、数字が大きいほど蒸し暑く、不快に。
「70未満・70~74・75~79・80~84・85以上」の5段階あり、80を超えるとほんどの人が不快に感じるのだとか。
気温や湿度、風の予想から計算した「汗のかきやすさ」を表す指数です。ランクが上がるほど汗をかきやすい気象条件だということ。
「ランク1:サラサラ」「ランク2:ジンワリ」「ランク3:ベタベタ」「ランク4:タラタラ」「ランク5:ビッショリ」の5段階で表示。
気温や湿度などから「冷房を使いたくなる」度合いを割り出したもので、ランクは
「0~20:自然の風がクーラーになりそう」「30~40:まずは送風モードを利用しよう」「50~60:そろそろ冷房つけてみようかな」「70~80:冷房がかかる部屋に早く入りたい」「90~100:冷房をかけないと暑すぎるぞ!」の5段階。数字が大きいほど冷房を使いたくなる暑さだということです。冷房指数が高い日は、適度に冷房を活用しましょう。
気温が低下し乾燥する冬は、体調管理やスキンケアに関わる指数などがあります。
うまくとり入れれば、ぽかぽか、ツヤツヤで、冬を元気に乗り切れそう。
空気が乾燥する冬は肌荒れが気になる季節。気温や湿度のデータをもとに肌荒れのしやすさを示します。「0~10・20~30・40~50・60~70・80~100」の5段階で表示(数字が小さいほど肌荒れしやすい)。指数を参考に肌の保湿を行いましょう。
水道の凍結について注意を知らせる指数です(気温などをもとに計算)。水道が凍ると水道管が破裂する危険性があり、冬の冷え込みが厳しい地域に住む人には重要な情報になります。
朝晩や日中の予想気温をもとに、その日に適した服装を提案。「ダウンジャケットでしっかり防寒」「長袖シャツ・カットソーで快適に」「半袖+カーディガンで温度調節を」など具体的に教えてくれます。服装に迷った時の参考に。
天気や気温などの予測から洗濯物の乾きやすさを表します。
「部屋干し推奨」「やや乾く」「乾く」「よく乾く」「大変よく乾く」の5段階。
「アイスが食べたくなる」度合いを、天気や気温などのデータから計算したもの。数字が大きいほど「アイスが食べたい!」と感じる気象条件だということです。「今日はシャーベットがおすすめ」「今日はアイスクリームが…」など、おすすめアイスも紹介。
気温や湿度などの気象条件をもとに、風邪や感染症のかかりやすさを表した指数です。数字が大きいほど風邪をひきやすい条件が揃っていることを示します。風邪・感染症予防の指標に。
午前3時頃から明け方にかけて霜がおりる可能性を示します。「霜」とは、気温が0℃以下になり、水蒸気が直接氷になって白く見える現象で、農作物などに影響を与えます。数字が大きいほど霜が発生しやすくなります。
肌の乾燥や肌荒れにつながる急激な気温低下のリスクを5段階で示したもの。肌荒れの危険度が最も高い「リスク5」では保湿などのスキンケアが必要になります。
「暖房を使いたくなる」度合いを、気温や湿度などの気象条件から5段階で表示します。
「レベル1:ぽかぽか」「レベル2:ヒンヤリ」「レベル3:さむっ」「レベル4:ブルブル」「レベル5:しばれる」
寒さや空気の乾燥具合から「鍋料理のおすすめ度」を表す指数。数字が大きいほど鍋が食べたくなるということです。おすすめの鍋メニューも教えてくれます!
「鍋指数40~60」のおすすめはコレ!
鍋指数40 ➡ 鶏のうま味を水炊きでシンプルに
鍋指数50 ➡ コクのあるあっさり系ちゃんこ鍋
鍋指数60 ➡ まろやかでほっと安心豆乳鍋
外出やレジャーを楽しむために役立つ指数が並んでいます。
これらを活用して、ウキウキ、わくわくのお出かけタイムを過ごしましょう。
その日の夜、天体観測に適しているかどうかを示す指数です(天気や月の満ち欠けを考慮して計算)。数字が大きいほどきれいな星空が見える可能性が高くなります。
屋外に出かけるのに適しているかどうかを天気などから求めた指数です。数字が大きいほど“お出かけ日和”。指数20以下の場合はインドアがおすすめ。
暖候期(6~8月)は暑さによる眠りにくさを表し、寒候期(12~2月)には寒さによる目覚めや起床時のリスクを表します。より質の良い睡眠をとるための環境づくりに役立てては?
雨の降りやすさや雨の量を予想し、そのデータから「傘が必要な度合い」を表します。60以上なら傘を持って出かけた方が安心。20以下なら傘の出番はほとんどなさそう。
ヒトの体に影響を与える可能性のある紫外線量を5ランク(弱い・中程度・強い・非常に強い・極端に強い)で表します。「中程度」以上が予想される時は紫外線対策を。
気温、湿度、風の予想などを考慮して計算しています。「指数10」は防寒対策が必要な寒さ、「指数50」は少し肌寒く感じる、「指数100」は猛烈な暑さが予想されます。
*この他、洗車に適した天気かどうかを示す「洗車指数」があります。