『関塾タイムス』では、2023年4月号から始まった「関塾教室イチオシ自慢の先生」コーナーのように、アンケートや取材を通して関塾の先生方の一面を知ることができる企画を展開しています。
今回は、教室を訪問してお話を伺う企画の第6弾です。教室の取り組みやおすすめの勉強方法など、たくさんお話しいただきました!
今回は、和歌山県御坊市にあるDr.関塾御坊たから校にお邪魔して、五味塾頭と狩谷教室長にお話を伺いました。お二人とも授業を担当することはないそうですが、客観的に見るからこそわかる、講師の先生方や生徒、教室の良さをお話しくださいました。勉強を頑張る皆さんへのメッセージもいただきましたよ!
――塾を開こうと思われたきっかけをお聞かせください。
五味塾頭 「私はもともと介護事業、高齢者の生活をサポートする仕事をしていて、次世代、これから地域の未来を担っていく子どもたちの手助けもしたいと考えていました。子どもたちや高齢者の方だけでなく、保護者の方などその間の世代にも喜んでいただけるので、全ての世代に貢献できると思っています。」
狩谷教室長 「私は最初、掃除など簡単なお手伝いだけをしていたのですが、前任の教室長が退職され、引き継ぐことになりました。教育業界の経験がなかったので、生徒に勉強を教えるのは講師の先生方にお任せして、保護者の方との関係づくりや勉強しやすい環境づくりに専念しています。」
――Dr.関塾御坊たから校の先生方は、『関塾タイムス』のアンケート企画などにいつもたくさんご協力くださっていますね。
五味塾頭 「皆、真面目で何事も一生懸命取り組んでくれます。」
狩谷教室長 「講師同士、横のつながりもしっかりできていて、とても助かっています。私が言わなくても、こういう方法を試してみたらとか、この問題を解くといいとか、積極的に情報を共有し、相談しながら改善してくれるんです。」
五味塾頭 「私の役割は、そんな先生方に存分に力を発揮して楽しく働き続けてもらえる環境をつくることです。子どもたちと接する機会はほとんどありませんが、講師たちに調子を尋ねるようにしています。」
――環境づくりではどのようなことを心がけられていますか?
五味塾頭 「私は教職には就かなかったのですが、教員免許を取得しました。教育実習先は高校の農業科で、年の近い私に生徒たちが友達のように親しみを持っていろいろ質問してくれたことを覚えています。この教室でも、生徒が質問しやすく、先生も答えやすい、そんな楽しく勉強ができる雰囲気をつくってほしいと思っています。」
――楽しい教室は、行き過ぎると騒がしくなってしまって難しいという話も聞きます。
狩谷教室長 「そうならないよう、先生方がきちんとメリハリをつけて指導してくれていますね。授業に集中できていない生徒がいたら10分だけ休憩するなど時間を区切り、工夫してうまく切り替えています。」
教育実習で生徒がいろいろ質問してくれたことを覚えています。この教室でも、楽しく勉強できる雰囲気をつくってほしいです。(五味塾頭)
――Dr.関塾御坊たから校は、「合格体験記」でもよくお見かけします。これまでで特に印象的だった生徒はいますか?
五味塾頭 「開校当初、「偏差値が高い学校に何人も合格するような進学に対応している塾ではないだろう」と知人に言われたことがあります。私は「それの何が悪いのか」と返しました。成績優秀とまでいかなくても、授業についていけるようになれば、学校に通いやすくなって、友達といろいろ話したり遊んだりできて、学校生活が楽しくなります。それこそが大事なことだと思っています。そうして続けているうちに、生徒層が少しずつ変わってきました。だんだん優秀な子が出てきたんです。」
狩谷教室長 「今では『関塾タイムス』の共通テストの成績優秀者発表ページに1位で載るような生徒もいるんですよ。そういう生徒は塾の使い方がうまく、効率の良い勉強をしているなと感心します。わかるところは自分で終わらせて、本当に難しい問題だけを先生に質問しています。私だったらタジタジになると思うのですが、先生方はさすが、しっかり対応してくれています。」
――1位! 生徒の頑張りはもちろん、先生の教え方も良いのでしょうね。
狩谷教室長 「一人の先生が卒塾まで同じ生徒を指導する担任制なので、先生からも保護者からもしっかり生徒の話を聞き、授業の様子も見て相性が良いか常に気を配っています。以前、何度注意しても、宿題をやってこなかったような生徒が、先生が替わったらやる気になってくれたことがあり、思い切って替えることも必要なのだと実感しました。それと、生徒一人ひとりに合わせ、志望校の過去問題集を教室で購入するなど、小さなことでも私にできることは何でもやるつもりです。」
五味塾頭 「最初は小中学生が中心でしたが、優秀な先生方が揃い、高校生も増えました。これからはあらゆる生徒に対応できる教室にしていきたいと思っています。学校の成績には、できる子、できない子、真ん中くらいと、いろいろな段階がありますが、勉強しようという気持ちさえあれば、どんな生徒でも迎え入れ、伸ばしていけるようにしたいです。」
――ご自身はどのように勉強されていましたか? 好きな教科は何ですか?
五味塾頭 「それが、私自身はあまり……。家業を継ぐための勉強をすれば充分だったので、それほど高いレベルを目指していなかったんです。今から思うと、英語はもっと勉強しておけば良かったなと思います。野球が好きで、コロナ禍前はよくアメリカを訪れ、メジャーリーグで大谷翔平選手の活躍を観戦していました。海外について知ることができる、地理や世界史も好きでしたね。」
狩谷教室長 「私は国語が好きでした。今は国語が苦手な生徒が増えていて心配です。どの教科にも必要になる力なので、伸ばしてあげたいと思います。とはいえ、私も勉強に熱心ではなかったので、授業を見ていると、先生方は語彙力や説得力があって、わかりやすく教えていてすごいと尊敬します。日々、そんな姿勢に学ばせてもらっていますし、私も一緒に授業を受けたいくらいです(笑)。」
――おすすめの勉強方法はありますか?
五味塾頭 「私がしていた勉強はひたすら詰め込む、という感じでしたが(笑)、好きなものとつなげて考えるといいんじゃないでしょうか。将来のことまで考えるのは難しくても、身近なこと、例えば私は気分転換にYouTubeで国内外の様々な地域の紹介動画を見るのが好きです。海外に興味があれば、英語を勉強したくなりますよね。何が合うかは人によりますが、ちょっとした好きなこと、楽しめることを見つけて、勉強ともリンクさせてみてください。」
狩谷教室長 「塾の90分の授業を受けるだけで成績を上げることはできないので、少しずつでも、自分で勉強を進めましょう。今日はこのページを仕上げるなど、小さな目標を立てて臨機応変にやっていくのが良いと思います。」
授業を見ると、先生方はわかりやすく教えていてすごいと尊敬します。日々、その姿勢に学ばせてもらっています。(狩谷教室長)
――最後に、全国の関塾生の皆さんへメッセージをお願いします。
狩谷教室長 「皆さん、日々頑張っていると思います。ですが、同じように頑張っても、すぐに結果が出る人とそうではない人がいます。すぐに結果が出なくても、頑張ること、積み重ねることが大事です。積み重ねてきたものは決してなくなりません。めげずにそれぞれの目標に向けて、努力を続けてください! そして、卒塾してからも時々教室に来て、今どんな風に頑張っているかを報告してくれると嬉しいです。」
五味塾頭 「夢や目標を言葉にしてほしいです。一人で黙々と努力するのではなく、親や友達、先生にどんどん話してください。“言霊”という言葉がありますよね。自分が言ったことを耳が聞いて脳に伝わり、その方向に歩めるようになります。そうして一歩一歩、確実に近付いていけば、いつか叶うはずです。そんな皆さんの目標を達成するための手助けができることが、私たちの最大の喜びです。」
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