2021年2月号特集② 関塾生のおすすめの1冊

 『関塾タイムス』では、2020年3月号から11月号にかけて、「好きな本、みんなに読んでもらいたい本」を1冊挙げてもらうアンケートを実施しました。ご協力ありがとうございました。今回はその結果を抜粋して紹介します。

映画も大人気の作品が票を集めました!

 全体の傾向を見ると、今、大ブームの『鬼滅の刃』に多くの票が集まりました。好きな理由・すすめたいポイントは、「主人公がどんどん強くなっていく。仲間と一緒に戦ったり訓練したりする姿がかっこいい(東京都  Dr.関塾戸越銀座校 マサ×2さん)」「物語がはじめからとてもかなしいから(神奈川県 Dr.関塾戸塚上矢部校N・Mさん)」「とてもおもしろくて、幅広い年代の人が読める(神奈川県 Dr.関塾青葉あかね台校 F・Kさん)」などの声が寄せられました。ストーリーやキャラクターに魅力を感じている人が多いようですね。
 『ハリー・ポッター』シリーズをすすめる声も複数届きました。「映画と内容が違っていて本の方がワクワクする!(東京都 Dr.関塾南つくし野校 S・Mさん)」「これ以上の名作はなかなかないほどすごい(大阪府 Dr.関塾和泉鍛治屋校 牛乳さん)」など絶賛する意見があがりました。

▲『鬼滅の刃』23巻 吾峠呼世晴 著/ジャンプコミックス

▲『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 J.K.ローリング 著/静山社

小学生がすすめたい1冊

『強くしなやかなこころを育てる! こども孫子の兵法』 齋藤 孝 監修/日本図書センター

明治大学文学部教授で“ことばの伝道師”と呼ばれる齋藤先生が、兵法書のバイブルとして知られる「孫子の兵法」を“こども向け”に超訳! 現代を生き抜く知恵とヒントがつまった1冊です。

祖父がお年玉で買ってくれました。その時は“はぁ↓”と思いましたが、読みやすくておもしろかった! 何回も読んでいます。
(東京都 Dr.関塾戸越銀座校 H・Kさん)

  

『できなくたって、いいじゃないか!』 佐藤克文 監修/サンマーク出版

ナビゲーターの「ぺんた」が動物たちに、苦手なことと得意なことをインタビュー! 生きものは皆、できないこともあるけれど得意なこともあると気づきます。くすっと笑えて勇気がわいて、生きものの進化のふしぎを楽しく学べる1冊。

完璧主義のボクに祖父母がpresentしてくれました。
思わず笑ってしまう内容でした。
(東京都 Dr.関塾戸越銀座校 H・Mさん)

  

『多摩川にすてられたミーコ』 なりゆきわかこ 著/角川書店

ぼくミーコ。多摩川にすてられた子ねこのぼくを、ひろったおっちゃんが名付けた。ぼくはおっちゃんと、もう一匹のすてねこ・タマさんと一緒に多摩川でくらし始めたんだ。だけど、ある日大きな台風がやってきて……。子ねこのミーコが生きる姿をつづった実話をベースにした感動作。

とても感動するお話なので好きです。
(茨城県 Dr.関塾つくば並木校 S・Rさん)

  

『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』 廣嶋玲子 著/偕成社

幸運な人だけがたどりつける駄菓子屋「銭天堂」を舞台にした物語。女主人・紅子は、その人の悩みにぴったりあったふしぎな駄菓子を売りますが、使い方を間違えると思わぬ副作用が!? 幸運になるか不幸になるかはその人次第……。

いろんなおかしが出てきて楽しい。
(神奈川県 Dr.関塾遠藤湘南校 ラフさん)

  

『夜カフェ』 倉橋燿子 著/講談社

中学受験に失敗した黒沢花美は地元の公立中学へ。でも、周囲になじめず部活には入りそびれてしまいます。こんな毎日いやっ!と向かったのはカフェを営む叔母さんの家。そこには見知らぬ男子が暮らしていて……。居場所を探してもがく花美の恋と友情の物語。

主人公が自分のなやみを克服していくのがおもしろいから。
(神奈川県 Dr.関塾戸塚上矢部校 なーちゃんさん)

  

『野生のロボット』 ピーター・ブラウン 著/福音館書店

嵐で難破した船から投げ出され、無人島に流れ着いたロボットのロズ。島で生き抜くため、野生動物たちを観察してサバイバル術を学んでいきます。ロズを怖がっていた動物たちもやがて心をひらいていき、ロズはすっかり野生のロボットになりますが……。

感動したからすすめたい。
(東京都 Dr.関塾佐須街道校 YCさん)

  

中学生がすすめたい1冊

『クニマスは生きていた!』 池田まき子 著/汐文社

秋田県仙北市の田沢湖にかつて棲んでいたクニマス。2010年、絶滅したと思われていたクニマスが山梨県の西湖で見つかりました。クニマスはなぜ、田沢湖から500kmも離れた西湖で姿を現したのか? 奇跡の魚・クニマスが発する“いのち”のメッセージとは?

環境問題について考え、絶滅危惧種を守りたいという気持ちになります。
(東京都 Dr.関塾西小岩校 K・Aさん)

  

『銀杏堂』 橘 春香 著/偕成社

小学生のレンちゃんは、骨董店を営むおばあさん・高田さんから店の品にまつわる数々の冒険話を聞きます。高田さんが世界中を旅して集めた品は、巨大なにしき鯉のうろこだったり、稲妻のかけらだったり、ユニコーンの胸につかえていたエメラルドだったり……。奇想天外な物語にどんどん引き込まれます!

物を大切にしようと思えるすてきな本です。
(福岡県 Dr.関塾仲原校 花井くるみさん)

 

『恐怖コレクター』 佐東みどり・鶴田法男 著/KADOKAWA

都市伝説の噂が広がる町では、フード姿の子どもが目撃されているという。「赤い手帳を持っていた」「その子どもには顔がない」など情報はバラバラ。どうやら赤い手帳を持っているのは千野フシギという少年で、都市伝説を追って旅をしているみたい。意外な結末の連続にページをめくる手が止まらなくなる新感覚ミステリー。

本は苦手だけれど、この本はおもしろいのでスラスラ頭に入ってきました。つづきもあるのですごく楽しみです。
(埼玉県 Dr.関塾川口新堀校 まめもかさん)

  

『夢をかなえるゾウ』 水野敬也 著/飛鳥新社

平凡なサラリーマンが、「神様」を名乗るガネーシャによって人生を変えていく物語。ゾウの姿をし、なぜか関西弁で話すガネーシャ。その教えは「靴をみがく」「コンビニで募金する」など地味なものばかり。こんなことで僕は成功できるのか!? 笑って泣けてためになるエンターテインメント小説。

いろいろなことを知れるから。
(埼玉県 Dr.関塾高坂駅前校 A・Eさん)

 

『ホームレス中学生』 田村 裕 著/ワニブックス

お笑いコンビ・麒麟の田村 裕による、笑えて泣ける自叙伝。中学生の田村少年は、ある日突然住む家をなくし、近所の公園で暮らし始めます。飢えをしのぐためにハトのエサを拾い集めたり、雨で体を洗ったりした体験や、いつも遠くで見守ってくれていた母への想いもつづっています。

中学生でも、辛い思いをしても頑張る気持ちに感動したから。
(栃木県 Dr.関塾宇都宮中里校 梵天ゆず太郎さん)

  

『ドラえもん科学ワールド スポーツの科学』 藤子・F・不二雄 著/小学館

「ドラえもん科学ワールド」シリーズは、ドラえもんと最新の科学情報が同時に読める欲張りな本。普段の生活の中にある科学の楽しさに気づかせてくれます。『スポーツの科学』では様々な競技を科学的に解説、オリンピックで行われる種目も紹介しています。

勉強が苦手でも、おもしろくわかりやすく勉強できるから。
(神奈川県 Dr.関塾北山田校 N・Kさん)

  

『かがみの孤城』 辻村深月 著/ポプラ社

中学校で自分の居場所をなくし閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のようなふしぎな建物。そこにはこころと似た境遇の少年少女7人が集められていて――。 生きづらさを感じる人に読んでほしい物語。

最後が予想外すぎた!
(東京都 Dr.関塾新川1丁目校 髙橋ゆりさん)

  

『コンビニ人間』 村田沙耶香 著/文藝春秋

第155回芥川賞受賞作。コンビニのバイト生活18年目の古倉恵子はいつもコンビニ食。夢の中でもレジを打ち、店員でいる時だけ世界の歯車になれると実感する日々。そんなある日、新入り男性・白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられる――。“普通”とは何かを問う1冊。

人間を学べる1冊と思うから。
(東京都 Dr.関塾篠崎4丁目校 W・Sさん)

  

高校生がすすめたい1冊

『かぐや姫のおとうと』 広瀬寿子 著/国土社

想は竹林でふしぎな少年と出会います。見事な竹編みの技を身につけたその少年は、いささ丸と名乗り、1200年前から繰り返されてきたという生まれかわりの話をきかせてくれました。果たして少年の正体は――? 時を超えて紡がれる壮大な愛のファンタジー。

時を超えて繰り返されるストーリーがたまらない!
(福岡県 Dr.関塾仲原校 せなさん)

  

『よろこびの歌』 宮下奈都 著/実業之日本社

著名なヴァイオリニストの娘で声楽を志す御木元玲は、音大附属高校の受験に失敗、新設女子高の普通科に進む。挫折感から同級生と関わらず、母親へのコンプレックスからも抜け出せないが、校内合唱コンクールを機に玲の心に変化が生まれる――。見えない未来に惑う少女たちが、歌をきっかけに心を通わせ、成長する姿を美しく描いた感動作。

辛い時に読むと前向きになれます。
(神奈川県 Dr.関塾善行駅前校 田島愛里さん)

  

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