2019年11月号 特集②
三菱みなとみらい技術館(神奈川県)
最先端の技術や高度な模型で科学に親しもう!
ウォーターフロント都市・横浜の中心地である、みなとみらい地区。その中心にあるのが三菱みなとみらい技術館です。日常生活ではふれることの少ない最先端の科学技術について、体験型の展示で楽しく学べるようになっています。
毎年、館内の一部をリニューアルしている同館ですが、今年2月は「交通・輸送ゾーン」をリニューアル。「MHI FUTURE
GATE」として、三菱重工グループの歴史や活動、未来へとつながる「ものづくりストーリー」を体感できるエリアになりました。
またこれに伴い、ほかのエリアも「陸」「海」「空」「宇宙」のゾーンに整理されました。迫力ある実機や大型模型、タッチパネルや映像など、親しみやすい展示や体験コーナーで科学技術を紹介しています。ぜひ、ご自分の目と手で触れてみてください。
そのほか「宇宙食」や実験キット、マスコットキャラクター「テクノくん」のグッズなどがズラリとそろうミュージアムショップ、三菱重工がトップパートナーとなっている浦和レッズコーナーも大人気です。
浜松科学館 みらいーら(静岡県)
大規模リニューアルを終え、満を持してのオープン!
昨年4月からの長い休館を経て、今年7月にリニューアルオープンしました。コンセプトは「自ら考え、対話し、行動する【科学×挑戦】の活動基地」。「自然」「光」「宇宙」「力」「音」という5つのテーマに分かれた常設展とプラネタリウムを備えた体験型ミュージアムです。
内容は、地元・浜松に関連したものも多く、1階「自然ゾーン」では浜松の地理や生き物の様子を観察できたり、2階の「力ゾーン」「音ゾーン」などでは地元企業や浜松にゆかりのある偉人にまつわる充実した展示を楽しめたりできます。また、事前予約なしで参加可能なサイエンスショーやミニワークショップが毎日開催される点も見逃せません。プラネタリウムでは専門のスタッフによる生解説も充実し、ソフト、ハードともにグレードアップしました。生解説プラネタリウム番組以外にも大型映像番組が用意されるなど、これまでの枠に収まらないプログラムが展開されています。
開放感のあるカフェ「SOW」では、「地層ティラミス」や「リトマス紅茶」など科学館らしいユニークなメニューも楽しめます!
大阪市立科学館(大阪府)
特注プラネタリウムがお目見え!
日本で最初にプラネタリウムを導入した大阪市立電気科学館の伝統を引き継ぐ大阪市立科学館。開館30周年を迎える今年の春、特別仕様のプラネタリウム投影機「インフィニウムΣ─
OSAKA」を導入して、リニューアルオープンしました。
この新しい投影機は、恒星の輝きを自然のものに近づけたほか、星の像をこれまでより50%以上明るくシャープにしました。天の川銀河で100年に一度出現するかどうかという超新星を再現する投影機も世界で初めて導入し、かつてないほどリアルかつダイナミックな星空を体感できます。専門スタッフによる生解説も好評で、身近な話題などを取り入れたアドリブ満載の解説は、ぜひとも楽しみたいところです。
さらに、展示場4階の宇宙の展示も一新。プロジェクションマッピングによる迫力ある映像のほか、星によって異なる重力の違いを学べる体験展示が登場。「りんご1
個の重さが月や火星、太陽などでどのように違うか」「自分の体重がどのくらいになるか」を、模型や体重計を通して知ることができます。
また「電池」「ブーメラン」など身近な科学をテーマにしたサイエンスショーも大人気です。