2020年3月号 特集①
目指すノート
予習から復習まで一冊でできる万能ノート
普段の勉強は、授業中に板書をノートに写すだけでいいと思っていませんか? それでは成績はなかな か上がりません。ただ授業を受けるだけではなく、きちんと予習や復習もすることが成績アップにつながります。予習用、復習用とノートをたくさん作る自信がなくても大丈夫。上手く使えば1冊で充分です。今回紹介する方法で、予習から復習まで1冊できっちりできる万能ノートを作りましょう!
重要
エリア分け
1冊で予習から復習まで使えるノートを作るためには、あらかじめそれぞれのエリアを作っておくことが大事です。おすすめなのは例に示したように3つに分ける方法。エリアの広さや位置などは科目や好みに合わせて調整していきます。
予習・板書エリアは、予習・授業中に使います。どの科目でも中心として使うエリアなので充分な広さをとりましょう。
要点エリアは、授業中に使います。先生の話をよく聞いて、「ここは重要」「テストに出るよ」などと教えられたポイントを書き込みましょう。
復習エリアは、復習する時に使います。授業中に間違えた箇所やわからなかったことなどを後から調べて書き足しましょう。
予習は無理なく効率よく
予習はあくまで授業に集中するためのもの。理解に時間がかかりそうなところを事前に把握し、板書を写す時間が短縮できれば充分です。時間がある時は英語の本文を訳したり数学の問題を解いたりする、あまり時間がない時は新出単語や公式の確認だけをする、など無理のない範囲で取り組みましょう。ただし、どんなに時間がなくても教科書だけは読んでおくこと。内容をざっと頭に入れておくだけでも、授業中のノート取りがぐっと楽になります。
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コピーを貼る
本文や問題など、写す時間がなければコピーして貼ってもОK。写し間違いもなく、時間が短縮できます。予習は効率よく進められるように工夫しましょう。
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予習・板書エリアを使い分ける
新出単語などを分けて書きたい時は、予習・板書エリアを区切りましょう。例のように、ふせんを使うと新たにページを区切る手間が省け、位置を貼りかえることもできて便利です。
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要点、復習エリアは空けておく
2つのエリアは授業中や復習の時に書き足すため、予習では使いません。最初はどのくらいのスペースが必要になるかわからないので、なるべく広めにとっておきましょう。
授業中は先生の話に集中
授業中は、先生の話をしっかり聞くことが重要です。板書を写すのに必死になったり、写し終わったらやることがないとぼんやりしてしまったりすると、授業の内容が理解できません。教科書に載っていることは、後から正しく書き直せるので、板書を綺麗に写すことにこだわらず、略したり、ひらがなで書いたりしても大丈夫です。先生の話や理解できなかった箇所など、教科書や板書にない内容もノートに取っておけるようにしましょう。
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重要語句は色を変える
見直す時にわかりやすいよう、重要語句は色を変えて書きます。授業中に色を考える時間がもったいないので、事前に決めておきましょう。覚える必要のある語句には赤を使用すると、暗記シートで隠せて便利です。
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要点エリアに書き込む
先生の話を聞いて、重要だと思ったことや覚えておきたいことなどを要点エリアに書き込みます。復習する時に確認したい箇所などもメモしておきましょう。
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復習エリアは空けておく
復習する時に書き足すためのスペースを残しておきましょう。
復習は忘れないうちに
予習や授業中で理解できたと思っても後から見直すとわからない、というのはよくあること。そうならないよう、忘れないうちに復習しておくことが大事です。後から書き直そうと簡単に書いておいた箇所など、授業中は教科書のどこに書いてあるかがすぐにわかっても、時間が経てば経つほど見つけにくくなります。確認してもわからなかった箇所は、きちんとメモしておいて、次の授業やテスト前などに先生に質問しましょう。
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全てのエリアを使う
教科書などを確認しながら、予習・板書エリアや要点エリアを見直し、訂正や補足事項があれば復習エリアだけではなく、行間や余白などにも書き足します。略したりひらがなで書いたりしておいた箇所がそのままになっていないかなど、見落としがないよう気を付けましょう。
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間違いは消さない
間違っていた箇所は消さずに正しい答えを書き足すようにしましょう。間違えた原因をきちんと把握しておくことで、同じ間違いを防げます。
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わからない箇所をチェック
わからなかったり、同じ間違いをしてしまったりした箇所は放っておいてはいけません。必ずチェックして、教科書で調べたり、学校や関塾の先生に質問をしたりしましょう。復習の時にわからない箇所を確認しておくことは、次の授業の予習にもなります。